ひなたくん、君は今どこで眠っていますか。
日向太君。
空気を読んで茉莉がいる時は遠慮して寄ってこなかった日向太君。
最近何でか日向太に八つ当たりする茉莉さんに追い払われてしょんぼりしてた日向太君。
それでも茉莉が居ない隙にくっついてきた日向太君。
大きくて飼い主の膝じゃ安定が悪くてすぐどっかに行っちゃった日向太君。
空気は読むけど何回頼んでも室内飼いになってくれなかった日向太君。
君はうちの子になって幸せだったかい?
5日の朝から姿が見えなくなって、
一日中姿が見えないのはよくあるのだが、
前にも3日ほど姿が見えなくなった時は体調崩してフラフラになって帰ってきたから、
そろそろまたやべぇなと昨日も仕事から帰って気温3℃の田舎特有の暗闇の中、1時間半ほど探したりしていたのだが、
今更飼い主が努力しようが何だろうが後悔は先に立たず、
5日の朝には死んでいたらしい。
近所の人が歩道に袋に入ったぬいぐるみのようなものが置いてあって、後で無くなっていたのがそうかもしれないと親が聞いてきた。
市に飼い猫が事故死して回収されたかもしれないと問い合わせたが、
電話して電話して最後にたどり着いたのは、
5日に回収された遺体は6日には合葬されていて、
もう日向太君かどうか知る手段はないし、
もう遺骨も帰ってこないという事実だけが確定した。
大人しく室内飼いされてくれないから、死に目には会えないかもしれないと覚悟をして育ててきたけれど、
まさか遺体にも会えないとは思わなかったよ日向太君。
飼い主にべったりくっついている茉莉に追い払われすぎて、
最近全然一緒に居られなかった日向太君。
一緒に居られなさすぎて、
最後の写真がこれだよ日向太君。
正面向いた写真
9月10日だよ日向太君。
最後の日も飼い主通り過ぎて、オカンにアピールしてた気がするよ日向太君。
飼い主はこっちです日向太君。
一生懸命生きたかい日向太君。
思う存分走り切ったかい日向太君。
飼い主の方が、寂しいよ日向太君。
今日の帰り道、目前に流れ星が流れてきた。
ひなちゃんかな。